カナダで就職できなかった

2014年の末に僕はUniversity of Victoriaのコンピューターサイエンス学科を卒業した。その後、帰国して日本で就活することを決めるまでの経路について語る。

志望していた職はプログラマー(呼び方はいろいろあるがソフトウェア開発関係の仕事)だ。大学時代は主にそういうことをずっとやってきたし、カナダ東部にある首都オタワでCo-operative Educationと呼ばれる、有給インターンシップで半年以上アメリカ企業に勤めていたこともあってごく自然な流れだった。

職探しをしていたころは、バンクーバー郊外にあるサレーという町に住んでいて、ネットで見つけたカナダ東部にある企業などに応募していた。バンクーバーはそもそもテック系企業が少ないことを卒業前から知っていたので、あまり応募はしていない。

ところが応募から数週間経過しても企業から返事は全く来なかった。ネットでレジュメを出すだけでは効果が全然なさそうだと感じてきたので、翌年の1月にUBCで開催されたテック系のジョブフェアに潜り込んで参加してみた。が、人事やエンジニア社員と話してみても選考に進むためのステップが曖昧でうやむやだった。中には求人募集もしていないくせに参加している企業もあった。どの求人も新卒にはハードルが高すぎるスキルや経験を求めていて、こんなに厳しい条件で採用される人がいるとはとても考えられなかった。

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夏にUBCキャンパス内を散歩したときの写真。ジョブフェアの様子を撮影した写真は紛失してしまった

結局1社からは数日後にメールが来て、検討してくれるような話があったが結局面接すらできず自然消滅。偶然、大学時代の知り合いがその企業に転職したばかりで、進捗を聞いたりしていたが、結局役に立っていない。

その後もSAPなど大手企業の人事などとも電話で話をする機会もあったが、結局面接すらろくに受けられずに気づけば4月を過ぎていた。あきらめて前回のインターン先にも連絡したが、人事がまともに相手してくれなかった。方向転換してようやく帰国したのは6月中旬ごろだ。せいぜい2月ぐらいにはとっととあきらめて日本に帰るべきだった。

失敗から学んだことをまとめるとこんな感じだ。

  • カナダはコネや人脈がないと就職はほぼ無理。面接の機会すらやってこない。
  • ネットで応募した求人は本名が原因で落とされている可能性が高い。おそらくこっそり人種差別されている。
  • インターンの経験はそれほど役に立たない。ここで人脈を形成するべきだった。
  • 企業が新卒の採用に積極的ではない。
  • カナダ永住権は持っていたのだが、これもほとんど役に立っていない。

職種にもよるが、カナダには新卒の行く先はほとんどないと思う。大卒で無職かフリーターになる人は予想以上に多いと思われる。今はカナダで働きたいなんて全く思わないし、今後行くこともないだろう。

次回は日本での就活について。