ボストンキャリアフォーラムの不満点まとめ

今年度もボストンキャリアフォーラム(略称:ボスキャリ)の時期が近づいてきた。

僕は参加したことはないのだが、CFNの中では最も有名な就活イベントなので聞いたことだけはある。自分がもし参加することになっていたらと想像してみたら理解できないところや不満なところが多かったのでまとめてみた。

開催時期が明らかにおかしい

毎年11月中旬の金曜日から日曜日の3日間をかけて開催されているのだが、この時期は海外の学生にとって最も学業が忙しい時期である。中間テストや課題に加え、12月からは期末テストが控えている。これだけで参加者である学生たちに対して非常に不利な状況を運営側は作り上げている。実際に本番では参加者たちの全く準備ができていない姿が浮き彫りになっている。(履歴書印刷のためにプリンターに並んで長蛇の列を作ったり、履歴書を手書きしたりする姿など)本番で準備ができている少数派はどうやら夏休み中に行っているようである。

開催期間は計3日間だが、初日は金曜日なので平日は授業を欠席する必要がある。ここで運悪く中間テストの日程などが重なったりしてしまう人がいないか気になるものだ。実際に聞いたことはないが、年に一度の就活に参加するので日程をずらしてくださいなどというお願いは規模の小さい大学でない限り通用しなさそうである。そうなったらどうするのだろうか。逆に噂によると3日目はほとんどの企業が選考を打ち切るらしいと聞いているので開催は土日2日間にすればいいのではないか。

採用する企業側の視点に立っても11月という時期はおかしい。日本の就職活動でエントリーがスタートするのは春からで、面接は遅くても6月には解禁している。11月の時点では日本の大学生のほとんどは就職先が決まっているし、大手企業や人気のある企業は採用を終えているはずで、10月には内定式も実施済みだ。留学生のために特別枠を設けておくにしても日本の学生と同じタイミングで選考できない理由が不明である。

開催場所もおかしい

なぜ開催場所がボストンなのかも不明。これは90年代で日本の正規留学生の人口が最も多かった頃、就職先として需要が高かったのが金融業界であったため、金融都市であるボストンになったのではないかと考えている。ただ、今となっては金融に就職するための就活イベントではないのだから、いつまでもボストンである必要はないだろう。中途半端な規模の東京ウインターなんかやめてボスキャリを東京に移せばいい。そうすれば企業はわざわざアメリカになんか行かなくて済むからかなり楽になるはずだし、カナダで大学通ってる人からすれば面倒なビザ申請も不要になる。

1万人以上の参加者が同じ街に集まるので宿泊場所も課題らしい。ネットでは数か月も前に予約を入れないといっぱいになるとかいう話も見た。

参加者は半分観光目的でボストンまで来ているかもしれない件

参加者にとってこんなに悪い条件なら開催時期や場所はとっくに変わっていてもいいはずだが、このイベントが毎年恒例になっている原因は参加者側にあるようだ。ひとつは正規留学生は男性より女性のほうが数が多く、そのほとんどが海外旅行が好きで半分観光目的で参加していること。まだ就活をする必要がない1,2年生でも様子見で参加したという情報をネットで見るとあれは明らかに観光目的である。というかそもそもボストンってわざわざ遠方から飛行機使って行くような観光都市でもないだろう。ニューヨークとかならわかるが。もうひとつは同じく出展する企業の採用担当側も経費を使ってタダでアメリカに行けること自体を楽しんでいるからだろうと予想している。採用担当者が外のレストランで夕食会を行ったりする意味不明な選考方法はボスキャリ特有のもので、東京キャリアフォーラムでは聞いたことがない。僕には見え張ってアメリカ式パーティーを満喫するためにやっているようで癪に障る。

だらだら書いたが僕には理解できないところが多いイベントである。参加人数はキャリアフォーラムの中で最多のようだが、そうとなれば当然競争率も上がる。既に説明した通り、このイベントは金融業界が中心のフォーラムなので、銀行や証券会社を受けるつもりがなければわざわざ参加する必要はない。どうせなら規模も同じくらいで、夏休みを利用して準備に専念できる東京サマーキャリアフォーラムのほうが良い就活ができるだろう。同じ留学仲間に誘われてもあまり参加したいとは思えない就活イベントだと感じた。