CS専攻の新卒がカナダで求職。失敗に終わる。(3年前の話)

僕はビクトリア大学(University of Victoria)でコンピューターサイエンスを専攻し、2014年の12月に単位を全て取得した。

大学時代にはコーオプ(Co-operative Education)プログラムに8ヶ月間参加していた経験がある。簡単に説明するとこれは有給のインターンシップで、企業側が大学に在学中の学生向けに求人を公開し、卒業前に実務経験を積む機会を与えつつ、社内の業務を任せるものである。インターンとは言っても「有給」なので、学生という身分であっても実務をこなす義務があり、日本でいう「インターンシップ」とは意味が全く異なる。カナダに正規留学していた人であれば聞いたことくらいはあるだろう。

僕は8ヶ月(1月~4月をそれぞれ2回)間、カナダの首都オタワでソフトウェア開発者(Software Developer)として、ファームウェアの開発やアプリケーションのテスト業務などを行った。個人的には大学卒業前に関連する職歴を作ることができたのでこの経験は大きな自信に繋がった。

いざ求職してみたが...

2015年1月頃の話だ。このような経歴から、プログラミングを主な業務とする仕事を中心に職探しを始めた。方法としては大学時代のコーオププログラムの求人で知る機会があった企業などのホームページや連絡先などを通して応募した。バンクーバーはTech系企業の求人が少ないので、オンタリオ州の主要都市にある企業も含めて応募した。学歴も職歴もしっかり関連性があったので、やるべきことはできているという認識だった。ちなみに誤解がないように言っておくと、僕はカナダの永住権を所持していたのでビザが降りなくて就職ができないとかいう問題は一切ない。

ところが応募から数週間経過しても企業から返事は全く来なかった。ネットを介した応募ではらちがあかなさそうだったので、毎年1月にUBCで開催されているIT企業などがブースを立てて集まるジョブフェアに潜り込んで参加してみることにした。

www.cs.ubc.ca

だが、人事やエンジニア社員と話してみても面接に進めそうな雰囲気ではなかった。企業のホームページに掲載されている意外の求人があるのか期待していたが、特にそのようなことはなく、やはりネットで応募してくれということらしい。企業の中には求人も無いくせに参加している企業もあって今考えるとちょっとムカついた。何しに来てるんだよ。

求人の内容を具体的に見るとどれも仕事の内容が高度で、前提知識やスキルは新卒に務まるような内容ではなかった。確かにネットに掲載されている求人もほとんどそんな感じではあったけど、こんな条件で本当に企業は新卒を欲しがっているのか強く疑った。

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UBCのキャンパス内

何も進展がないまま時間だけが過ぎた

結局1社からだけ数日後にメールが来た。検討してくれるという内容だったが、結局面接には呼ばれず自然消滅した。偶然、大学時代の知り合いがその企業に転職したばかりで、選考に進めさせてくれるよう頼んでみたが、進展はよくわからないまま終わった。所詮、平社員だから何の権限もなかったのだろう。

その後もSAPなど大手企業の人事などとも電話で話をする機会もあったが、経歴についてちょっと聞くだけの会話で面接ではなかった。結局、面接すらろくに受けられずに気づけば4ヶ月も経過していた。

そこで普通に職探しをするのはあきらめ、前回のインターン先に正社員として雇ってもらえないか連絡してみた。が、以前勤めていたことがある企業だというのに、連絡を入れてみると「忙しい」などと返されて、結局書類落ちした模様。正直、仕事内容はつまらなかったし、できれば行きたくないと思っていたところだからもうどうでもいい。

帰国を決意

無駄な時間ばかりが過ぎて、ニートのような生活になり精神的に苦痛になっていた。同居している親からの叱責や文句も増え、家の居心地も悪くなった。結局、日本に帰国して就職しろという話になり納得した。自分を全く必要としていないカナダ社会にようやく見切りをつけることにした。面接すらできなかったのだから、最初からすぐに諦めて帰国するべきだった。もっと言えば在学中から日本に帰国するつもりで就活の準備を進めていればよかったと今は激しく後悔している。そしたら2015年の4月に入社できていたのに。

僕は小学生時代に住んでいた千葉にあるマンションを拠点に6月から日本で就活を始めることになった。続きの就活は「東京サマーキャリアフォーラムの体験談(2015)」で紹介する。